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『作る・見る・考える 液晶実験KIT』

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価格:*進研ゼミ高1理科教材の付録教材です。
販売元:ベネッセコーポレーション
『作る・見る・考える 液晶実験KIT』 自分の手で液晶をつくり,液晶の色の変化を見てみましょう!液晶実験KITでは楽しみながら自分で液晶をつくってそのふしぎなしくみにせまることができます。得られた結果から考察を重ね,小さな事実を発見したときのワクワク感,これこそ研究者たちが味わう研究の醍醐味です。


~植物学者が見つけた液晶~
 1888年,オーストラリアのライニッツアは,植物にあるコレステロールの働きを研究する植物学者でした。ある日植物から取り出したコレステロールの仲間が,固体から液体へ変わるとき,14℃でにごったようなどろどろした粘液になり,その後179℃付近でさらさらで透明の液体になることを発見しました。氷が水に変わるときにはそのような変化は起こりませんよね。この発見から,一部の物質には固体でも,液体でもない状態が存在していることがわかったのです。この状態は「液晶」と名づけられました。このふしぎな状態に興味を持ったのは物理学者たちです。多くの科学者が自然界にあるさまざまな液晶を研究し,液晶に電気刺激を加えると光の通り方が変化することを発見しました。1973年,この性質を世界で最初にディスプレイとして利用したのが電卓でした。モニターの一部に刺激を与えると液晶の分子の向きが変化し,その部分だけ数字が見えるようになるのです。
 これが,今日のテレビやパソコンのモニターなどへ利用されているのです。ライニッツアは未来の世界で液晶がこのような使われ方をされるなんて想像できなかったことでしょう。今,目の前にある小さな発見も,100年後の未来には想像もできない技術につながっているかもしれませんね。
(文・環野真理子)

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