『脳を知る本』
- 脳で世界を「見る」
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- 販売元:ベネッセコーポレーション

脳の働きを「認識」「記憶」「感情」に分け,複雑な脳のしくみを解き明かしつつある最先端の研究成果を交えて,かわいいイラストで解説しています。
発行:ベネッセコーポレーション
*進研ゼミ高2 理科教材の付録教材です。
お問い合わせ: 進研ゼミ高校講座申し込み窓口へお電話ください (0120-332211)
~脳で世界を見る~
平面のはずの絵。でも上の列はへこんで見えたり,下の列は飛び出して見えたり,奇妙な立体感を感じるはずです。冊子を逆さに持ったり,横にしてみたり,逆立ちをして見てみたらどうなるでしょう?
私たちが何かを見るとき,目に入った光は網もう膜まくに受け取られ,その情報が視神経を通って脳へと届けられます。しかし,網膜は眼球の内側に張り付いた「平面のスクリーン」。これでは「立体の世界」をそのままに映すことはできません。そこで,脳へと運ばれた情報はさまざまな「処理」をされ,私たちの意識の中に立体の世界を再構成しています。このような絵を見たとき,私たちの脳は「光は頭上から来る」という「常識」をもとに,影の方向から凹凸を判断します。それによって,平面であるはずの絵に立体感が現れるのです。脳が働くのは世界を「見る」ときだけではありません。「聞く」,「触れる」など他の感覚はもちろんのこと,そこから物の存在や言葉などの意味を読み取ったり,記憶したり,喜びを感じたり,夢を見たり……。私たちの頭の中で,休むことなくたくさんの情報を処理し続ける,働き者の「脳」。その働きの一端をのぞいてみませんか。
(文・西山哲史)

